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弱者に対して恐ろしいほど酷薄な国 [日々のくらしから 家族、社会、自問]

日刊スポーツの政界地獄耳という記事で、岩波書店のPR誌、図書での赤川次郎さんの言葉がのっていました。

 政府の産業競争力会議での女性を活用という成長戦略について「今、日本は弱者に対して恐ろしいほど酷薄な社会になってしまった。とくに子どもの貧困や、母子家庭の半分が年収120万以下という状況は、とても文明国とは言えない。こんな状況を放置して「女性の力の活用」など平然と発言できるのはどういう神経なのか」、、、という内容、日ごろニュースに接するたびに感じていることと同じでした。日本は弱者に酷薄、鞭打つような国になっていると感じるのは多くの場合自己責任と思われているからかもしれません。誰も問題を表に出すことができない、それは自分の努力の足りなさ、責任を公にすることでしかないからです。

 次の時代を担う子どもを育てることがどんなにたくさんのエネルギーのいる、重要な仕事であるか、だれかに頼んで自分は働きにでればいいというような問題でないことは当事者が一番知っています。子どもを育てる仕事と女性も社会的な仕事に参加して社会に貢献できる、あるいは経済的な力も持つということは自然で国が本来するべき重要な施策でしょう。女性が活躍することで社会がもっといろいろの人間的可能性を広げることはできるということはいえると思います。でも成長戦略の一環として女性の活用をと今言われていることはご都合主義で女性を利用しようとしているだけ、とても大事なことが抜け落ちているように思われてなりません。子どもを育てることができなくなったり、一層の過重労働と総体的貧困化に拍車がかかるようであってはならないと思います。

同じ産業競争力会議で深夜の電車やバスなどの運行をさらに広げようという政策が検討されているとニュースになったことがありました。深夜にバスや電車を動かす人がなければ電車は動きません。夜中に命に係わる重大な病気になった人が診てもらえるお医者さんがなければ困るでしょう。夜中に起きた火災の救助にむかってくれる消防士さんがなければ困りますが、深夜労働はできるだけ必要なものに限られるべきでしょう。そしてそういう仕事にはきちんとした対策が取られるべきでしょう。しかし夜眠ること、家庭に父や母がいることは人間にとって、子供にとっても大切なことです。経済活動が昼夜を問わなくなることによって働く人の仕事の仕方も変わる、疑問は膨らんでしまうばかりです。命が守られる政策は第一義的であるべきではないでしょうか。


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侘び助

女性が社会人として対等は結構ですが
家事・育児全てをしなくていい訳がなく
これが家庭崩壊・肝腎の子供の人格形成に
どれ程悪影響が有ると考えないのでしょうか?
日本が益々劣等国になり下がる元じゃないかと思います。
愚かな老人でさえもそう思えるのですが・・・
by 侘び助 (2014-06-20 22:10) 

風船かずら

侘助様、コメントありがとうございます。私も自分の子育てを振り返って、次の時代の子供を産み、育てる仕事がどれほど大変でかつ重要か骨身にしみる思いなのですが、産業界の必要から女性の就労を進める、そして配偶者控除をなくして就労の男女の差をなくす政策、どうも出産や子育てを大切に考えているのかしらと思います。家庭は子供にとって何より大切な場と思います。
by 風船かずら (2014-06-21 16:43) 

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